中古車を購入する際、「修復歴あり」と表示されている車を見かけることがあります。修復歴とは、過去に事故や故障などで主要な骨格部分(フレームやサイドメンバーなど)に損傷を受け、修理された履歴のある車のことを指します。価格が安いのが魅力ですが、購入にはリスクも伴います。本記事では、修復歴車のメリット・デメリット、購入時の注意点について詳しく解説します。
1. 修復歴ありの車とは?
修復歴ありの車とは、車の骨格部分(フレームやサイドメンバー、クロスメンバー、ピラーなど)にダメージを受け、それを修理した経歴がある車のことを指します。単なるバンパーやドアの交換、軽微な傷の修復は「修復歴あり」には該当しません。
修復歴がつく主な修理箇所
- フロントクロスメンバー
- サイドメンバー
- ピラー(ドアの支柱部分)
- ルーフパネル
- リアフレーム
2. 修復歴ありの車のメリット・デメリット
メリット
✅ 価格が安い:同じ年式・グレードの車と比べて、20~50万円以上安くなることも。
✅ 装備や状態の良い車を安く買える可能性:修復歴があっても、内外装の状態が良好な車も多い
。 ✅ 走行に問題ない車もある:修理が適切に行われていれば、通常の運転に支障がないケースもある。
デメリット
❌ 事故や故障のリスクが高まる:衝撃を受けた部分が完全に修復されていないと、走行時に不具合が発生する可能性がある。
❌ 下取り価格が低くなる:売却時に査定額が大幅に下がることが多い。
❌ 保険料が高くなる可能性:車両保険に加入する際、修復歴のある車は保険料が高めになることがある。
❌ 走行性能に影響が出ることも:修理の仕方が悪いと、車のバランスや直進安定性に影響が出る場合がある。
3. 修復歴ありの車を購入する際のチェックポイント
1. 修復の内容を確認する
修復歴のある車を購入する場合、どの部分が修理されたのか、どの程度の損傷だったのかを確認することが重要です。販売店に詳細を聞いたり、整備記録をチェックしたりしましょう。
2. 信頼できる販売店を選ぶ
修復歴のある車を扱う販売店の中には、修理の内容を正確に伝えないケースもあります。修復歴の詳細をしっかり説明してくれる、信頼できる販売店を選びましょう。
3. 試乗して走行状態を確認する
修復歴がある車は、まっすぐ走るか、異音がしないか、足回りに違和感がないかなどを試乗して確かめることが大切です。以下のポイントを重点的にチェックしましょう。
- 直進安定性:ハンドルをまっすぐにしても左右にブレないか。
- 異音:走行中に異常な音がしないか。
- 足回りの違和感:ブレーキやサスペンションの動作がスムーズか。
4. できれば第三者機関の検査を受ける
JAAA(日本自動車鑑定協会)やAIS(オートモビル・インスペクション・システム)などの第三者機関による鑑定書付きの車両を選ぶと、より安心できます。
4. 修復歴ありの車を買うべき人・避けるべき人
修復歴ありの車を買うのに向いている人
✅ 価格を最優先する人:とにかく安く車を購入したい人には最適。
✅ 短期間の利用を考えている人:数年乗って乗り換える予定なら、修復歴ありでも問題になりにくい。
✅ 車に詳しく、リスクを理解している人:修復の程度や影響をしっかり判断できる人なら、お得に購入できる。
修復歴ありの車を避けるべき人
❌ 長く乗りたい人:修復歴がある車は、長年乗るうちにトラブルが出る可能性がある。
❌ リセールバリューを気にする人:売却時の価格が大幅に下がるため、下取りや売却を考えている人には向かない。
❌ 車の知識が少ない人:修復歴の影響を判断できないと、後々のトラブルにつながる可能性がある。
5. まとめ
修復歴ありの車は、価格が安いという大きなメリットがありますが、走行性能や耐久性に影響が出るリスクも伴います。購入時は修理内容を確認し、試乗して問題がないか慎重にチェックしましょう。
- 価格を抑えたいなら修復歴ありも選択肢
- 長く乗る予定なら修復歴なしを推奨
- 信頼できる販売店を選ぶことが重要
- 第三者機関の鑑定を活用すると安心
修復歴車のリスクをしっかり理解した上で、自分に合った選択をすることが大切です。