今こそ買いのあの車種に注目!

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皆さん、こんにちは!

本日は、現在の中古車市場で注目を集め、価格が上昇している車種についてご紹介します。

この車種は、数年前まではほとんど注目されることがなかった、むしろ「不人気車」とさえ言われていました。しかし、最近になって再評価され、その市場価値が急上昇しています。

この車種は、ホンダが数年前に発売した2400ccのI-VTECエンジンを搭載したオフロードSUVです。特筆すべき特徴の一つが「観音開き」のドア構造ですが、発売当初この観音開きという仕様が日本国内ではほとんど受け入れられませんでした。そのため、かつてはあまり売れない車でしたが、今になって再注目されているのです。

さて、どの車種かお分かりでしょうか?

そうです、その車種とは「ホンダ・エレメント(Honda Element)」です!

ホンダ・エレメントの特徴とスペック

ホンダ・エレメントは、2003年から2011年まで生産されていたコンパクトSUVで、特にアメリカ市場をターゲットに開発されました。この車は、アウトドア好きやペットを連れてのドライブ、アクティブなライフスタイルを持つユーザーに向けて設計された多用途SUVです。独特なデザインと機能性で注目を集めていますが、当時は日本国内での受け入れが難しく、販売台数も伸び悩みました。

主要スペック(2003年モデル)

  • エンジン: 2.4リッター直列4気筒DOHC i-VTEC
  • 排気量: 2,354cc
  • 最大出力: 166馬力(5,800 rpm)
  • 最大トルク: 220 N・m(4,500 rpm)
  • トランスミッション: 4速または5速オートマチック
  • 駆動方式: 4WD(四輪駆動)
  • 燃費性能: 4WDモデルで約9.8km/L
  • 外形寸法: 全長4,300mm、全幅1,815mm、全高1,780mm
  • 車両重量: 約1,550kg
  • 乗車定員: 4名
  • その他の特徴: 観音開きのドア、防水仕様のインテリア、折りたたみ可能なシート、広い荷室

エレメントの観音開きドアや、アウトドアに最適なインテリア設計(防水床材やフラットになるシートなど)は、特にアメリカ市場で高い評価を受けましたが、発売当初の日本ではそのユニークな設計が広く受け入れられませんでした。

中古車市場での再評価と人気上昇の理由

では、なぜ今になってホンダ・エレメントの人気が高まっているのでしょうか?その背景には、トヨタFJクルーザーの影響があると考えられます。

トヨタ・FJクルーザーの影響

トヨタFJクルーザーは2006年から2022年にかけて販売された、オフロード性能に優れたミッドサイズSUVです。特にレトロなデザインとタフな走行性能が支持され、FJ40ランドクルーザーのアイコニックなデザインを現代に再現したことで人気を集めました。FJクルーザーの特徴的な観音開きドアは、発売当初から話題となり、日本国内でも多くの支持を得ています。

しかし、FJクルーザーは排気量が4.0リッターで、車両サイズも大きく、維持費や価格の面で若者にとっては手が届きにくい車種でした。中古市場でも価格が高騰しており、そのためオフロード車を求める層がより手頃な選択肢を探すようになったのです。

エレメントへの再注目

そこで、再び注目されたのがホンダ・エレメントです。エレメントはFJクルーザーに比べて一回り小さく、排気量も2.4リッターと控えめであるため、維持費も比較的安く済みます。また、アウトドアやカスタムのベース車両としても人気が高まり、多くの中古車販売業者がこの車をカスタムし、GOOやカーセンサーなどのプラットフォームで積極的に販売しています。

さらに、観音開きドアやユニークなデザインが今の若者やアウトドア好きのユーザーの目に新鮮に映り、「手が届くFJクルーザー代替」としてのポジションを確立しています。こうして、ホンダ・エレメントは中古車市場で再評価され、需要が急速に高まっているのです。

ホンダ・エレメントの中古車相場は、近年大きく変動しており、特に数年前と比較するとその価格が大幅に上昇しています。この上昇傾向は、エレメントがかつて不人気車であった時代の市場状況とは対照的です。以下は、その価格変動の具体的な要因と相場の変化について説明します。

数年前のホンダ・エレメントの中古車相場

ホンダ・エレメントは、2011年に生産が終了した後、日本国内では長らく注目を浴びていませんでした。そのユニークなデザインや観音開きのドアが、日本の消費者にはあまり受け入れられなかったため、中古市場でも一部のマニア層を除いて、需要が低迷していました。このため、2010年代後半には平均して50万円から100万円程度で取引されることが多く、比較的手頃な価格帯でした。特に走行距離が多いモデルや、カスタムされていない標準モデルはさらに価格が下落する傾向がありました。

現在の中古車相場

しかし、近年ではホンダ・エレメントの中古車相場が急激に上昇しています。特にアウトドアブームの到来や、FJクルーザーのようなオフロードSUVの人気上昇に伴い、エレメントが再評価されるようになりました。この再評価によって、現在の中古市場では150万円から250万円程度、場合によっては状態が良好なモデルやカスタムが施されたモデルでは300万円以上の高値で取引されることもあります。

相場変動の理由

  1. アウトドア人気の高まり コロナ禍以降、キャンプやアウトドア活動がブームとなり、多用途で広い荷室を持つSUVが再び注目されるようになりました。ホンダ・エレメントは、その広い荷室と防水仕様のインテリアにより、キャンプやサーフィンといったアウトドアアクティビティに最適な車として再評価されています。
  2. FJクルーザーとの比較 トヨタFJクルーザーの人気とともに、観音開きドアを備えたエレメントも注目されるようになりました。FJクルーザーの中古車価格が非常に高騰しているため、より手頃なエレメントが「FJクルーザーの代替」として選ばれるケースが増えています。FJクルーザーの相場は300万円以上になることが多く、その影響で比較的安価で購入できるエレメントが再び注目を浴びた結果、価格上昇に繋がりました。
  3. カスタム市場の拡大 ホンダ・エレメントは、カスタムベースとしての人気が高まっています。特にGOOやカーセンサーなどでカスタムされたエレメントが数多く販売されており、オフロード仕様に改造されたモデルや、内装をキャンプ用にアレンジしたモデルが人気です。これにより、カスタム車両の需要が高まり、価格も上昇しています。
  4. 供給の減少 生産終了からすでに10年以上が経過しているため、市場に出回るエレメントの数が限られています。状態の良いモデルはますます希少になっており、供給不足による価格の上昇も相まって相場が高騰していると考えられます。ホンダ・エレメントは、その独特なデザインと多用途性から、カスタムベース車としても非常に人気があります。特に、アウトドア愛好者やオフロードファンからの支持が高く、さまざまなカスタムが行われています。以下に、エレメントのカスタムに関して詳しく説明します。

    1. 外装カスタム

    オフロード仕様へのカスタム
    エレメントはもともとコンパクトSUVですが、カスタムすることで本格的なオフロード車としても利用できます。以下のカスタムがよく行われます。

    • リフトアップキット
      地上高を高くすることで、より険しい地形やオフロードに適した仕様にするカスタムです。2〜3インチのリフトアップが一般的で、これにより見た目もよりタフになり、悪路での走行性能も向上します。
    • オフロードタイヤ
      タイヤをオフロード用の大径タイヤに変更することで、グリップ力が向上し、悪路での走行性が飛躍的に高まります。一般的には、265/70R17のような大きなタイヤが選ばれます。
    • ルーフラック・ルーフキャリア
      アウトドアアクティビティに特化したカスタムとして、ルーフラックやルーフキャリアの取り付けが人気です。サーフボードやスキー、キャンプ道具などを積むのに便利で、エレメントの広い積載能力をさらに引き出すことができます。
    • ライトバー・LED補助ライト
      オフロード走行時や夜間の視界確保のために、フロントにLEDバーライトやフォグランプを追加するカスタムです。ルーフやフロントグリル部分に取り付けられ、スタイリッシュかつ実用的なカスタムです。
    • バンパー・ガード交換
      フロントバンパーやスキッドプレート(車両の底部を守るプレート)の強化も、オフロード仕様のカスタムでは重要です。オフロード走行中に岩や障害物から車両を保護するため、頑丈な素材で作られたバンパーやガードに交換されることが多いです。

    2. 内装カスタム

    キャンピングカー仕様
    ホンダ・エレメントは、後部座席をフラットにできる機能がもともと備わっており、この特性を活かしてキャンピングカー風にカスタムすることが多いです。以下の内装カスタムが人気です。

    • ベッドキットの設置
      後部座席を取り外したり、フラットに折りたたんだりして、そのスペースに専用のベッドキットを取り付けるカスタムです。このカスタムにより、簡単に車中泊が可能になります。クッション性の高いマットレスや折り畳み式のベッドフレームを使って、快適な寝床を確保できます。
    • 収納スペースの拡充
      内装のカスタムでは、収納スペースの追加もよく行われます。例えば、後部座席や荷室の床下に引き出し式の収納を設置することで、キャンプ用品やツールを整理しやすくなります。
    • キッチン設備の設置
      車内に簡易的なキッチンを設けるカスタムもあります。シンクやコンロ、小型冷蔵庫を設置することで、アウトドアでの自炊が可能になります。これにより、エレメントはより本格的なキャンピングカーとして活用できます。
    • 防水インテリアの強化
      元々防水仕様の内装をさらに強化するため、シートカバーや床マットを追加して耐水性を高めるカスタムも人気です。アウトドアでの活動後に濡れたり汚れたりしても、簡単に拭き取れる素材を使用することで、メンテナンス

      今後のホンダ・エレメントがより注目される理由

      近年、中古車市場でホンダ・エレメントの人気が急上昇しています。かつては日本市場で不人気車とされていたエレメントが、再び注目を集めている背景には、いくつかの重要な要因があります。特に、アウトドアブームの到来やカスタムベース車両としてのポテンシャルが、エレメントの価値を再評価させているのです。今後、ホンダ・エレメントがさらに注目され、人気が続く理由を以下にまとめます。

      1. アウトドアブームの継続

      近年のアウトドア人気は、コロナ禍以降さらに加速しています。キャンプ、車中泊、オーバーランド(長距離オフロード旅行)など、自然の中で楽しむアクティビティが再評価され、そのトレンドは今後も続くと予想されます。ホンダ・エレメントは、広々とした防水インテリアや、後部座席をフラットにできる機能が、こうしたアウトドア活動に最適な車両です。また、キャンプ道具やスポーツギアを積み込む際にも、観音開きのリアドアが非常に便利です。

      こうした特徴から、エレメントは今後もアウトドアを楽しむ層からの支持を受け続けるでしょう。加えて、他のSUVと比較してもコンパクトで取り回しやすいボディサイズは、日本の道路事情にもマッチしています。

      2. カスタムベースとしての魅力

      エレメントは、そのユニークなデザインと多用途性から、カスタムベース車としての魅力が高まっています。オフロード仕様への改造や、車中泊用のキャンピングカー仕様へのカスタムは、エレメントの持つ多機能性をさらに引き出すものであり、現在多くのカスタム業者が手がけています。

      ルーフラックやオフロードタイヤの装備、リフトアップなどのオフロードカスタムに加え、ベッドキットや収納スペースの追加といったインテリアの改造も人気です。これにより、エレメントは多様なライフスタイルに対応できるカスタム車両として再注目されています。カスタム市場が活況を呈する中、エレメントの多機能性とカスタマイズのしやすさは、今後さらに需要を押し上げる要因となるでしょう。

      3. 若者層へのアピール

      ホンダ・エレメントは、トヨタFJクルーザーのようなレトロなデザインとタフな印象を持ちながらも、より手頃な価格帯で購入できる点が若者層にアピールしています。FJクルーザーはその人気の高さから中古車市場でも非常に高額となっており、維持費も含めると手が届きにくい存在となっています。一方で、エレメントは排気量が2.4リッターと抑えられており、コンパクトなサイズ感で維持費も比較的安いため、若者でも手に入れやすい車です。

      さらに、エレメントは個性的なデザインとカスタムの自由度が高いため、自分だけのスタイルに仕上げることができる車として、他のSUVとは一線を画しています。この「個性の表現」と「手頃さ」が、エレメントを特に若年層からの注目を集める理由の一つです。

      4. 中古車市場での希少価値

      エレメントは2011年に生産が終了しており、これに伴い市場に出回る台数は限られています。特に、状態の良いエレメントや、低走行距離のモデルは希少価値が高まり、中古車市場でプレミアがつきつつあります。この希少性により、エレメントは「過去に販売されていたユニークなSUV」としての付加価値を持ち、さらに価格が上昇しているのです。

      中古車市場での供給が限られている中、エレメントの需要が高まることで、今後も価格の上昇が続く可能性があります。これにより、エレメントは購入を検討しているユーザーにとっても「今買うべき車」という存在になってきています。

      まとめ

      ホンダ・エレメントは、アウトドアブームの影響やカスタム市場の活況を背景に、今後も中古車市場で注目され続けることでしょう。手頃な価格で手に入れやすく、カスタムによって多様なライフスタイルに対応できるエレメントは、特に若者層からの支持を集めています。希少価値が高まりつつあるこの車は、今後もプレミアムな中古車として市場での存在感を高めていくことが予想されます。

      アウトドアを楽しむ人々や、カスタムにこだわりを持つユーザーにとって、ホンダ・エレメントは「個性」と「機能性」を両立した理想的な一台として、これからも高い評価を受け続けるでしょう

      がしやすくなります。

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