ロックナットのキーを紛失した!タイヤ交換できないときの対処法|無理に外すのは危険
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タイヤ交換の時期になると、意外と多いトラブルがあります。
それが、
「ロックナットのキーがない!」
というトラブルです。
夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換しようとして、
「普通のナットと形が違う」
「専用の工具が見つからない」
「中古車で買ったので、そもそもキーを見た記憶がない」
と気付くケースがあります。
ロックナットはホイール盗難防止には有効ですが、専用キーを紛失すると自分自身もホイールを外せなくなるのが難点です。
今回は中古車販売店を経営している立場から、ロックナットのキーを紛失したときの対処法と、タイヤ交換前に確認しておきたいポイントを解説します。
そもそもロックナットとは?
ロックナットとは、アルミホイールなどの盗難を防ぐために使用する特殊なホイールナットです。
通常のホイールナットは、サイズの合うレンチやソケットがあれば取り外せます。
一方、ロックナットは特殊な形状になっており、基本的には専用のキーアダプターを使用して取り外します。
ホイールを見たとき、
「1本だけナットの形が違う」
という場合は、ロックナットが装着されている可能性があります。
高価なアルミホイールを装着している車では、盗難対策として検討する価値のあるパーツです。
これからロックナットを取り付けるなら
これから社外アルミホイールなどを購入する人で盗難が心配なら、ロックナットを同時に検討してもいいでしょう。
有名なのはMcGard(マックガード)などです。
ただし、ロックナットにはネジ径・ピッチ・座面形状などの違いがあります。
「自分の車に取り付けられるか」を必ず確認してから購入してください。
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タイヤ交換時に「キーがない!」が発覚する
ロックナットのキー紛失が厄介なのは、普段の運転では気付きにくいことです。
春に夏タイヤへ交換
↓
半年間ロックナットのキーを使わない
↓
秋になってスタッドレスタイヤへ交換
↓
「あれ?キーがない……」
こんなことが起こります。
特にスタッドレスタイヤへの交換シーズンは要注意です。
タイヤショップや整備工場に交換を予約していても、ロックナットが付いていて専用キーがなければ、予定通り交換できない可能性があります。
まずは車内を徹底的に探す
「キーがない!」
と思っても、いきなり紛失したと判断する必要はありません。
まず確認してほしいのが、
- グローブボックス
- トランク
- ラゲッジルーム下
- スペアタイヤ周辺
- パンク修理キット周辺
- 車載工具の袋
- ジャッキ周辺
- センターコンソール
- ドアポケット
- 車検証ケース
などです。
特に中古車の場合、前の所有者や販売店がトランク下の工具スペースに入れていることがあります。
前回タイヤ交換した店舗が分かるなら、店舗にも確認してみましょう。
中古車を購入した人は特に注意
これは中古車を購入した人にぜひ確認してほしいポイントです。
前の所有者がロックナットを装着しているのに、
専用キーが車両に残っていない
というケースがあります。
納車された時点では普通に走れるため、なかなか気付きません。
そして半年後、
「そろそろスタッドレスタイヤに交換しよう」
となったときに初めて発覚します。
中古車を購入してアルミホイールにロックナットが付いている場合は、
「ロックナットのキーはどこですか?」
と販売店に確認しておくことをおすすめします。
ロックナットのキーを紛失したらどうする?
ここが最も重要です。
キーが見つからない場合、
いきなり自分で破壊して外そうとするのはおすすめしません。
ロックナットは、そもそも一般的な工具で簡単に取り外されないための部品です。
無理に工具を叩き込んだり削ったりすると、
- ロックナットを破損する
- ホイールに傷を付ける
- 状況を悪化させる
- プロでも取り外しにくくなる
可能性があります。
まず、
①キーを探す
②キーコードを確認する
③メーカーへ確認する
④購入した販売店へ相談する
⑤ディーラー・整備工場・タイヤショップへ相談する
この順番で考えてください。
メーカーからスペアキーを取り寄せられる場合がある
ロックナットによっては、専用キーを紛失してもスペアキーを取り寄せられる場合があります。
購入時に付属していた、
「キーコード」
などが残っていないか確認してください。
キーコードが分かれば、それに対応するキーを注文できる製品があります。
つまり、
「キーを紛失した=ロックナットを破壊するしかない」
ではありません。
メーカーが分かる場合は、まずメーカーのサポートを確認しましょう。
キーコードも分からない場合は?
「キーがない」
さらに、
「キーコードも分からない」
というケースもあるでしょう。
それでもメーカーによっては対応できる場合があります。
ロックナットの形状などから適合するキーを確認できる場合があるため、まずメーカーへ問い合わせてください。
メーカー不明の製品や古いロックナットの場合は、ディーラー、整備工場、タイヤショップなどへ相談しましょう。
ナットツイスターを使って外す方法もある
ロックナットのキーを紛失した場合、状況によっては**「ナットツイスター」**と呼ばれる工具を使って取り外せることがあります。
ナットツイスターは、内部にらせん状の刃が付いた特殊なソケットです。
通常のソケットとは違い、ナットに食い込ませることで、角が丸くなったナットや工具を掛けにくくなったナットを回して取り外すために使われます。
ナットツイスターの基本的な使い方
まず、取り外したいロックナットの外径に合ったサイズのナットツイスターを選びます。
次にナットツイスターをロックナットへまっすぐ当て、必要に応じてハンマーなどを使って確実に食い込ませます。
しっかり食い込んだことを確認したら、レンチなどを取り付けて**緩める方向(通常は反時計回り)**へゆっくり力をかけます。
内部の刃がナットへ食い込むことで、通常のソケットでは回せないナットでも取り外せる場合があります。
ただし、ロックナットの形状やホイールのナットホールの大きさによっては、ナットツイスター自体が入らない場合があります。
また、工具を打ち込む際にアルミホイールを傷付けたり、ロックナットがさらに変形したりする可能性もあります。
そのため、
「キーを紛失したから、とりあえずナットツイスターで外してみよう」
という使い方はおすすめしません。
まずメーカーからスペアキーを入手できないか確認し、それでも取り外せない場合は整備工場やタイヤショップなどへ相談してください。
ナットツイスターを使用した取り外しは、通常の方法では外せない場合の最終手段の一つと考えたほうがいいでしょう。
ナットツイスターを購入する場合はこちら
固着したナットや角が丸くなったナットの取り外しにも使用できるため、自分で車の整備をする人なら工具として持っておく選択肢もあります。
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取り外したロックナットはそのまま使う?新品に交換する?
紛失したキーが見つからず、最終的にロックナットを取り外した場合、
「もうロックナットはいらない」
という人もいるでしょう。
純正ホイールや一般的なホイールで、盗難リスクをそれほど気にしないのであれば、通常のホイールナットへ戻すという選択肢もあります。
一方、
- 高価な社外アルミホイール
- 人気ブランドのホイール
- 新品ホイール
- 盗難が心配な環境で保管している
といった場合は、新しいロックナットへの交換を検討してもいいでしょう。
ロックナットを買い直す
購入するときは価格だけで決めず、
ネジ径・ネジピッチ・座面形状・ナットサイズなどが自分の車やホイールに適合しているか
を必ず確認してください。
自分でタイヤ交換するならトルクレンチも用意したい
ロックナットをきっかけに、自分でタイヤ交換する人にもう一つ確認してほしい工具があります。
それが、
トルクレンチです。
ホイールナットは、
「強く締めれば締めるほどいい」
というものではありません。
車種ごとに指定された締め付けトルクがあります。
締め付け不足はもちろん問題ですが、必要以上に締め付けるのもおすすめできません。
自分で夏タイヤ・スタッドレスタイヤを交換するのであれば、適正な締め付け管理ができるトルクレンチを用意しておくと安心です。
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購入前に、使用したい車の指定トルクに対応している製品か確認してください。
タイヤ交換当日に気付くと遅い
今回、一番伝えたいのはここです。
これからスタッドレスタイヤへ交換する人は、
交換予約日の前にロックナットを確認してください。
特に、
中古車を購入してから初めてタイヤ交換する人
は要注意です。
交換当日に店舗へ行ってから、
「ロックナットが付いています。キーはありますか?」
と言われて初めて気付くことがあります。
タイヤ交換シーズンは店舗も混雑します。
キーが見つからなければ、その日は作業できず再予約になる可能性もあります。
ロックナットのキーは保管場所を決めておく
ロックナットを使用するなら、
キーの保管場所を固定する
ことが重要です。
車載工具など、毎回同じ場所へ戻すルールにしておけば、
「家に置いた?」
「トランク?」
「前回どこへ入れた?」
というトラブルを減らせます。
そしてキーコードが付属している製品なら、キーコードも大切に保管してください。
キー本体を紛失したとき、スペアキーを取り寄せるための重要な情報になる可能性があります。
タイヤ交換前に30秒だけ確認してください
これからスタッドレスタイヤへ交換する人は、今日一度ホイールを見てみてください。
ホイールナットの中に、
1本だけ形が違うナットはありませんか?
それがロックナットかもしれません。
付いていたら、次に
「専用キーがあるか?」
を確認します。
たった30秒程度です。
しかし、この確認だけでタイヤ交換当日のトラブルを防げる可能性があります。
まとめ|ロックナットは「キーまで含めて1セット」
ロックナットは大切なホイールを盗難から守る便利な防犯用品です。
しかし、
ロックナット本体だけあっても、専用キーがなければ困ります。
特にスタッドレスタイヤへの交換シーズンは注意してください。
交換当日にキーがないことが分かると、予定通りタイヤ交換できない可能性があります。
これからタイヤ交換する人は、
①ロックナットが付いているか
②専用キーがあるか
③キーコードを保管しているか
この3点を確認しておきましょう。
そしてロックナットを取り外して新しいものへ交換するなら、車両・ホイールへの適合を確認したうえで選んでください。



