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10月に入り、これから冬に向けてスタッドレスタイヤへの交換を考える時期になりました。
特に東北や北海道などの雪国では、冬の準備としてタイヤ交換やバッテリーの点検を行う方も多いと思います。
しかし、冬を迎える前にもう一つ確認しておきたい場所があります。
それが、車の下回りのサビや腐食です。
冬の道路には、凍結を防ぐために融雪剤(凍結防止剤)が散布されます。
この融雪剤に含まれる塩分が車の下回りに付着すると、金属部分の腐食を進行させる原因になります。
特に、すでにサビが発生している車は注意が必要です。
「下回りにサビがあるけど、そのまま冬を迎えても大丈夫?」
「中古車を買うとき、下回りのサビはどこまで許容できる?」
「冬になる前に防錆塗装をした方がいい?」
このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
結論から言えば、冬になる前に下回りの状態を確認し、必要に応じて防錆対策を行うことが大切です。
この記事では、現役中古車販売店の視点から、冬場にサビが進行しやすい理由、危険な腐食の見分け方、冬前に行いたい防錆対策について解説します。
なぜ冬になると車の下回りのサビが進行しやすいのか?
冬場の道路には、路面の凍結を防ぐために融雪剤や凍結防止剤が散布されます。
これらには塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどの成分が使用されることがあります。
道路に散布された塩分が雪解け水と一緒に車の下回りに付着すると、金属部分の腐食を促進する原因になります。
特に注意したいのが、次のような使用環境です。
- 雪道や凍結した道路を頻繁に走行する
- 高速道路を利用する機会が多い
- 冬場に下回りの洗浄をほとんど行わない
- すでに下回りにサビが発生している
- 海沿いなど、塩分の影響を受けやすい地域で使用している
また、雪国以外に住んでいても、冬場にスキー場や温泉地へ出かける方は注意が必要です。
普段は雪の降らない地域で使用している車でも、融雪剤が散布された道路を走れば、塩分が下回りに付着する可能性があります。
冬になる前に確認したい下回りのサビと腐食
車の下回りにサビがあるからといって、すぐに危険な状態とは限りません。
重要なのは、サビが発生している場所と進行具合です。
表面的なサビ
マフラーや足回りの金属部分に薄い茶色のサビが発生している程度であれば、直ちに安全性に問題があるとは限りません。
ただし、表面的なサビでも放置すれば進行する可能性があります。
危険な腐食
一方、次のような状態には注意が必要です。
- 金属が層状にはがれている
- サビによって穴が開いている
- 車体のフレームや骨格部分が著しく腐食している
- サスペンションの取付部分に腐食がある
- ブレーキ配管に著しいサビが発生している
特に車体の強度や走行安全性に関係する部分の腐食は、重大なトラブルにつながる可能性があります。
こうした状態が疑われる場合は、防錆塗装を行う前に整備工場で点検してもらうことが重要です。
冬前に特に点検したい下回りの5か所
① フレーム・車体骨格部分
車体の強度に関係する重要な部分です。
腐食によって金属が薄くなったり、穴が開いたりしていないか確認します。
② サイドシル
ドアの下側にある車体の構造部分です。
特に下側の合わせ目や水がたまりやすい場所は、腐食が進行することがあります。
③ サスペンションの取付部分
走行中に大きな力が加わる部分です。
取付部分の著しい腐食は安全性に影響する可能性があります。
④ マフラー・排気管
マフラーは熱や水分の影響を受けるため、サビが発生しやすい部品です。
腐食による穴あきや排気漏れがないか確認しましょう。
⑤ ブレーキ配管
ブレーキ配管は安全に直結する重要な部品です。
著しい腐食がある場合、配管の損傷やブレーキ液漏れにつながるおそれがあります。

冬になる前に行いたい3つの防錆対策
① 下回りの状態を点検する
まずは現在の下回りの状態を確認することが大切です。
特に、過去に雪国で使用されていた中古車や、年式の古い車は注意しましょう。
車の下に無理に潜り込んで確認するのは危険です。整備工場などでリフトアップして点検してもらうことをおすすめします。
② 必要に応じて防錆塗装を行う
下回りの防錆塗装は、融雪剤や水分による腐食を抑えるための対策の一つです。
ただし、サビが発生している部分にそのまま塗装をすればよいわけではありません。
腐食の状態に応じて適切な下地処理を行い、防錆剤を施工することが重要です。
また、すでに著しく腐食した金属部分は、防錆塗装だけで元の強度に戻すことはできません。
冬前の防錆対策に!シャシーコートをチェック
これから冬を迎える前に、車の下回りの防錆対策を検討してみてはいかがでしょうか。
KUREの「シャシーコート クリア」は、車の下回りなどの金属部分を保護するための防錆塗装剤です。
特に融雪剤が散布される地域では、冬前のメンテナンス用品として検討したい商品です。
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※施工できる箇所や使用方法を確認し、著しい腐食がある場合は専門業者に相談してください。
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③ 冬場は下回りの洗浄を意識する
融雪剤が散布された道路を走行した後は、下回りに付着した塩分を洗い流すことが腐食対策につながります。
特に高速道路や雪道を走行した後は、下回り洗浄ができる洗車設備などを活用するとよいでしょう。
ただし、高圧洗浄機を使用する場合は、電装部品やゴム部品などに至近距離から強い水圧を当てないよう注意してください。
また、厳しい寒さの中で洗浄すると、残った水分が凍結することもあります。気温や洗浄環境にも配慮しましょう。
車の下回り洗浄には、こんな便利なアイテムも!
冬場の融雪剤対策として、定期的に行いたい車の下回り洗浄。
しかし、車の下回りは手が届きにくく、通常の洗車では十分に洗い流せないこともあります。
そんなときにあると便利なのが、高圧洗浄機用アンダーボディウォッシャーです。
車の下に差し込んで使用できるため、普段は洗いにくい下回りの泥汚れや融雪剤の洗浄に役立ちます。
すでに家庭用高圧洗浄機をお持ちの方なら、冬場のメンテナンス用品として検討する価値があります。
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※購入前に、お使いの高圧洗浄機との接続・対応機種を必ず確認してください。
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中古車を購入する方も冬前の下回りチェックが重要
これから冬に向けて中古車を購入する方も、下回りの状態を確認しておきたいところです。
特に雪国で使用されていた中古車は、融雪剤の影響を受けている可能性があります。
ただし、雪国で使用されていたという理由だけで、状態が悪いと判断することはできません。
実際の腐食状態や過去の防錆対策などを確認することが重要です。
また、下回りに黒い防錆塗装が施されている車でも、塗装の下に腐食が隠れている可能性があります。
購入前には販売店に下回りの状態を確認し、必要に応じて整備工場などで点検してもらいましょう。
下回りのサビが原因で車検に通らないこともある?
下回りにサビがあるだけで、必ず車検に不合格になるわけではありません。
しかし、車体の主要な構造部分の著しい腐食、ブレーキ配管の損傷、排気漏れなど、保安基準に適合しない状態が確認された場合は、車検に通らないことがあります。
また、車検に合格したからといって、今後も腐食が進行しないという保証はありません。
特に冬場は融雪剤の影響を受ける可能性があるため、定期的な点検が大切です。
現役中古車販売店からのアドバイス
中古車販売の現場では、車の外観がきれいでも、下回りにはサビが発生している車を見かけることがあります。
特に冬場に融雪剤が散布される地域では、下回りの状態が車の維持管理に大きく関わってきます。
私が重視しているのは、単純にサビがあるかどうかではなく、車体の重要な部分に腐食が発生していないかという点です。
また、すでにサビが進行している車に防錆塗装を施しても、腐食した部分の強度が回復するわけではありません。
これから冬を迎える前に、一度下回りの状態を確認しておくことをおすすめします。
まとめ|冬になる前に車の下回りのサビ対策をしておこう!
これから冬を迎えるにあたり、スタッドレスタイヤへの交換やバッテリーの点検だけでなく、車の下回りのサビ・腐食対策も忘れずに行いたいところです。
特に東北や北海道などの雪国では、道路に散布される融雪剤の影響で、車の下回りの腐食が進行しやすくなります。
今回の記事でお伝えした重要なポイントは、次の5つです。
- 冬前に下回りの状態を確認する:すでにサビが発生していないか点検する。
- 危険な腐食を見逃さない:フレームやサスペンションの取付部分、ブレーキ配管などは特に注意する。
- 必要に応じて防錆対策を行う:シャシーコートなどを適切に使用し、金属部分を保護する。
- 冬場は下回りの洗浄を意識する:融雪剤が付着したままにならないよう、定期的に洗浄する。
- 中古車購入時も下回りを確認する:外観だけでなく、見えない部分の腐食状態もチェックする。
今回紹介した「シャシーコート」や「高圧洗浄機用アンダーボディウォッシャー」は、冬場のサビ対策に役立つアイテムです。
ただし、すでに腐食が進行している場合は、防錆塗装だけで解決できるとは限りません。状態によっては専門業者による点検や修理が必要です。
現役中古車販売店としてお伝えしたいのは、サビがひどくなってから対処するのではなく、早めの点検と予防が大切だということです。
これから本格的な冬を迎える前に、一度愛車の下回りにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
適切な点検とメンテナンスで、大切な愛車を長く、安全に乗り続けましょう。
冬の準備はタイヤ選びも重要!国産スタッドレス4メーカーを徹底比較
車の下回りのサビ対策とあわせて、冬を迎える前に確認しておきたいのがスタッドレスタイヤの状態です。
「今年はスタッドレスタイヤを買い替えたいけれど、どのメーカーを選べばいいの?」
そんな方に向けて、別の記事ではブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・トーヨータイヤの国産4メーカーを比較しています。
それぞれの特徴やタイヤ選びのポイントを、現役中古車販売店の視点からわかりやすく解説しています。
▼ 【関連記事】国産スタッドレスタイヤ4メーカーを徹底比較!特徴と選び方はこちら
下回りの防錆対策とスタッドレスタイヤの準備を済ませて、安心して冬を迎えましょう。
