エンジンオイル交換はいくら?2026年の価格相場・DIYの節約額・廃油処理方法を中古車販売店が解説
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「最近、エンジンオイルの値段が高くなった気がする」
「オイル交換で5,000円と言われたけど、これって高いの?」
「自分で交換したほうが安いのでは?」
車を所有していると、定期的に必要になるエンジンオイル交換。
しかし、同じ4L缶でも数千円の価格差があり、交換するお店によっても料金が異なります。
さらに、自分でオイル交換をする場合には、使用済みエンジンオイルをどう処分するかという問題もあります。
私は現役の中古車販売店経営者ですが、エンジンオイルは単純に価格だけで選ぶものではないと考えています。
大切なのは、車に適合したオイルを使用し、適切な時期に交換することです。
この記事では、2026年のエンジンオイル価格相場から、お店とDIYの費用比較、廃油の正しい処理方法まで詳しく解説します。
まずは、エンジンオイルの価格相場と、お店で交換した場合・自分で交換した場合の費用の違いを比較してみましょう。
さらに、DIYで意外と見落としがちな使用済みオイルの処分方法についても、図解でまとめました。

2026年現在、エンジンオイルの価格はいくら?
エンジンオイルの価格は、メーカーや粘度、品質規格、容量によって異なります。
2026年10月時点では、一般的な乗用車向け4L缶で3,000〜9,000円程度の商品が多く見られます。
エンジンオイル4L缶の参考価格
| オイルの種類 | 参考価格 |
|---|---|
| 比較的安価な一般向けオイル | 2,500〜4,000円 |
| 中価格帯のオイル | 4,000〜7,000円 |
| 高性能オイル | 7,000〜10,000円 |
| 輸入車用などの専用規格オイル | 10,000円以上の商品もある |
※一般的な価格帯の目安です。販売店・メーカー・規格によって異なります。
価格だけを見ると、高性能オイルほど魅力的に感じるかもしれません。
しかし、高いオイルがすべての車に適しているわけではありません。
まずは車両メーカーが指定する粘度と品質規格を確認しましょう。
エンジンオイル4L缶の価格を楽天市場で比較
エンジンオイルは、同じ4L缶でもメーカーや粘度、品質規格によって価格が大きく異なります。
楽天市場では、0W-20・5W-30・10W-30など、さまざまなエンジンオイルを比較できます。
車両メーカー指定の粘度・品質規格を確認したうえで、愛車に合ったオイルを探してみてください。
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エンジンオイルの価格が違う理由
主な理由は、ベースオイル、添加剤、品質規格、メーカー認証などの違いです。
一般的に、鉱物油よりも全合成油のほうが高価格帯になる傾向があります。
また、0W-20や5W-30などの粘度表示によっても、商品構成や価格が異なります。
ただし、粘度の数字だけでオイルの優劣が決まるわけではありません。
例えば、0W-20が指定された車に、安いからという理由で10W-30を入れることはおすすめできません。
エンジンオイル選びで最も重要なのは、価格よりも車両への適合性です。
お店でエンジンオイルを交換するといくら?
オイル交換費用は、基本的にオイル代と交換工賃で決まります。
店舗によっては、オイル代に交換工賃が含まれている場合もあります。
車種別の交換費用の目安
| 車種 | 交換費用の目安 |
|---|---|
| 軽自動車 | 3,000〜5,000円 |
| コンパクトカー | 3,500〜6,000円 |
| 普通乗用車 | 4,000〜8,000円 |
| 大型SUV・ミニバン | 5,000〜10,000円 |
| 輸入車 | 7,000〜15,000円以上 |
※オイル交換のみの概算です。オイルフィルター交換は含みません。
オートバックスの公式案内では、オイル交換の目安工賃は税込1,100円からとされています。
ただし、実際の工賃や使用するオイルの価格は店舗によって異なります。
オイル交換5,000円は高い?
結論からいうと、5,000円という金額だけでは高いかどうか判断できません。
軽自動車で一般的なオイルを使用する場合は、やや高く感じることもあるでしょう。
一方、普通車で指定規格を満たす高性能オイルを使用する場合、5,000円でも妥当なケースがあります。
料金を比較する際には、オイルの種類、使用量、工賃の有無を確認しましょう。
自分でエンジンオイルを交換するとどのくらい安い?
「オイル交換くらいなら、自分でやれば工賃が浮くのでは?」
確かに、DIYなら費用を抑えられる可能性があります。
ただし、自分で交換する場合には、エンジンオイル以外にも必要な用品があります。
今回は、約3Lのオイルを使用する軽自動車を例に比較してみましょう。
お店で交換した場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| エンジンオイル代 | 3,500円 |
| 交換工賃 | 1,100円 |
| 合計 | 4,600円 |
自分で交換した場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| エンジンオイル代 | 2,500円 |
| 廃油処理用品 | 450円 |
| ドレンパッキン | 150円 |
| 合計 | 3,100円 |
※いずれも比較用のモデルケースです。DIY側のオイル代は使用した約3L分の按分額で、工具代・送料は含みません。廃油処理用品は自治体が認める方法で処分できる場合を想定しています。
DIYなら1回1,500円の節約
今回の条件では、
- お店で交換:4,600円
- DIYで交換:3,100円
- 差額:1,500円
となります。
年2回交換する場合、年間3,000円の節約です。
ただし、オイルの購入価格やお店の料金、廃油の処分方法によって結果は変わります。
特に初めてDIYに挑戦する場合は、工具代も考えなければなりません。
DIYでオイル交換する場合に必要な工具と費用
自分でエンジンオイルを交換するには、車種や作業方法に応じた工具が必要です。
| 工具・用品 | 予算目安 |
|---|---|
| レンチなど | 1,000〜3,000円 |
| オイルジョッキ | 500〜1,500円 |
| オイル受け | 500〜1,500円 |
| ジャッキ・リジッドラックなど | 8,000〜20,000円程度 |
| その他の用品 | 500〜1,500円 |
※概算です。上抜き式のオイルチェンジャーを使う場合などは、必要な用品が変わります。
仮に工具代として15,000円かかった場合、1回あたり1,500円の節約では、元を取るまでに10回の交換が必要です。
年2回なら約5年です。
すでに工具を持っている方ならDIYのメリットは大きくなりますが、初めて工具をそろえる場合は、必ずしもお得とは限りません。
使用済みエンジンオイルはどう処分する?
ここからは、DIYでオイル交換をする方に特に知っておいてほしい内容です。
エンジンオイルは、交換作業そのものよりも、使用済みオイルの処分方法で困るケースがあります。
使用済みエンジンオイルは、通常の家庭ごみと同じ感覚で処分してはいけません。
適切な方法で回収・処分する必要があります。
使用済みエンジンオイルには、適切な処分方法があります。
廃油処理箱の使用、ガソリンスタンドや整備工場への相談、自治体の分別ルールの確認など、主な方法と注意点を図解にまとめました。
特に、廃油処理箱を使っても、自治体によっては家庭ごみとして処分できない点には注意してください。

① 廃油処理箱を使用する方法
DIYで使用される代表的な用品が、廃油処理箱です。
エーモンの「ポイパック」などが知られています。
箱の中に吸油材が入っており、使用済みエンジンオイルを吸収させる仕組みです。
使い方は次のとおりです。
- 車の下に廃油処理箱を適切に設置する
- 商品の説明書に従ってオイルを受ける
- 指定容量を超えないようにする
- オイルを十分に吸収させる
- 商品の指示に従って密閉する
- 自治体が認める方法で処分する
ここで注意したいのが、最後の処分方法です。
廃油処理箱に吸収させれば、必ず燃えるごみとして出せるわけではありません。
自治体によっては、エンジンオイルを含む廃油処理箱を家庭ごみとして収集していない場合があります。
購入前に、お住まいの自治体のごみ分別ルールを確認してください。
自分でオイル交換するなら、廃油の処理も忘れずに!
エンジンオイルを自分で交換する際、意外と困るのが使用済みオイルの処分です。
そんなときに便利なのが、エーモンの「ポイパック」などの廃油処理箱です。
使用済みオイルを吸収材に染み込ませることで、液体のまま扱うよりも処理しやすくなります。
ただし、廃油処理箱を使っても、自治体によっては家庭ごみとして出せない場合があります。 必ず購入前にお住まいの自治体の処分ルールを確認してください。
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② ガソリンスタンドや整備工場に相談する方法
ガソリンスタンドや自動車整備工場などでは、業務で発生する廃油を回収・処理する仕組みを持っている場合があります。
ただし、個人が持ち込んだ使用済みオイルを引き取ってくれるとは限りません。
店舗によっては、持ち込みを受け付けていなかったり、有料だったりすることもあります。
そのため、事前に次の点を確認しましょう。
- 個人が交換した廃油を持ち込めるか
- 何Lまで受け付けているか
- 処分費用はいくらか
- どのような容器で持ち込めばよいか
持ち込み可能な場合でも、漏れない容器を使用し、ほかの液体と混ぜないことが大切です。
③ 自治体のごみ分別ルールを確認する
使用済みエンジンオイルの処分方法は、自治体によって異なります。
家庭ごみとしての収集を認めていない自治体では、専門業者などへの相談を案内している場合があります。
なお、自治体が実施している「廃食油回収」は、通常、使用済みの食用油を対象とするものです。
エンジンオイルを廃食油回収ボックスに入れてはいけません。
食用油とエンジンオイルは、処分方法が異なります。
使用済みエンジンオイルで絶対にやってはいけない処分方法
エンジンオイルは、環境への影響を考えて適切に処分する必要があります。
特に、次のような方法は避けなければなりません。
排水口や側溝に流す
使用済みエンジンオイルを排水口や側溝に流してはいけません。
水質汚染や排水設備への悪影響につながります。
地面や庭に染み込ませる
「少量だから大丈夫」と考えて、地面や庭に流すことも不適切です。
土壌や地下水を汚染するおそれがあります。
ほかの液体と混ぜる
廃油をガソリン、冷却水、ブレーキフルードなどと混ぜてはいけません。
回収や適切な処理が難しくなる場合があります。
無断でごみ集積所に出す
廃油処理箱に吸収させた場合でも、自治体が認めていなければごみ集積所には出せません。
処分方法が分からない場合は、自治体の担当窓口や受け入れ可能な専門業者に確認しましょう。
廃油の処分費用はいくら?
使用済みエンジンオイルの処分費用は、方法によって異なります。
| 処分方法 | 費用の考え方 |
|---|---|
| 廃油処理箱 | 用品代が必要。自治体が収集を認める場合のみ利用可能 |
| ガソリンスタンド | 持ち込み可否・料金は店舗次第 |
| 自動車整備工場 | 持ち込み可否・料金は店舗次第 |
| 専門の回収業者 | 回収条件や量によって異なる |
廃油処理箱は数百円程度の商品もありますが、処理箱を購入しただけで処分先まで確保できるわけではありません。
DIYの節約額を計算するときは、処分方法が確保できているか、追加料金が必要かまで考えましょう。
オイルフィルターを交換した場合の処分は?
オイル交換と同時にオイルフィルターを交換することもあります。
使用済みオイルフィルターの内部には、エンジンオイルが残っています。
そのため、オイルフィルターも通常の金属ごみとして処分できるとは限りません。
廃油と同様に、自治体の分別ルールや回収先の条件を確認してください。
オイルフィルター交換まで自分で行う場合は、交換作業だけでなく、使用済みフィルターの処分先も事前に決めておくと安心です。
DIYのオイル交換は本当におすすめ?
ここまで、お店での交換費用とDIYの費用、廃油の処分方法を紹介してきました。
確かに、自分でオイル交換をすれば工賃を節約できる可能性があります。
しかし、DIYには次のような負担があります。
- 工具の準備
- 安全な作業場所の確保
- 適合するオイルの選定
- ドレンボルトなどの適切な締め付け
- オイル量の確認
- 使用済みオイルとフィルターの処分
特に注意したいのが、ドレンボルトの締め付け不良です。
締め付けが不足すればオイル漏れにつながり、締めすぎればオイルパンのねじ山を傷める可能性があります。
また、ジャッキだけで持ち上げた車の下に入ることは非常に危険です。
安全な設備と知識がない場合は、無理に作業しないことが大切です。
中古車販売店の立場からは、整備に慣れていない方にはお店での交換をおすすめします。
工具や作業環境が整っており、正しい整備知識がある方なら、DIYも選択肢になります。
エンジンオイルは安いものでも大丈夫?
オイル交換費用を抑えたい場合、安いオイルを選びたくなるかもしれません。
しかし、エンジンオイルは価格だけで判断しないことが重要です。
例えば、4Lで3,000円のオイルと9,000円のオイルがあったとしても、高いオイルが必ず3倍長持ちするわけではありません。
大切なのは、車両メーカーが指定する粘度や品質規格を満たしているかどうかです。
また、ディーゼル車では、DPFなどの排出ガス後処理装置に対応したオイルが指定されている場合があります。
DL-1やDH-2などの規格も、車両の指定に従って選ぶ必要があります。
▶ 関連記事:DL-1オイルはガソリン車に使える?ディーゼルオイルとの違いと兼用できる条件
エンジンオイルは何kmごとに交換する?
エンジンオイルの交換時期は、車種や使用状況によって異なります。
一般的な乗用車では、通常使用時の交換目安として15,000kmまたは1年程度を指定するメーカーもあります。
一方、ターボ車やシビアコンディションでは、より短い交換間隔が指定される場合があります。
また、カー用品店では5,000kmまたは6か月ごとの交換を推奨している例もあります。
ただし、すべての車に同じ交換間隔が適用されるわけではありません。
基本は取扱説明書に記載されたメーカー指定の交換時期を守ることです。
エンジンオイル交換費用を安く抑える方法
オイル交換費用を節約するなら、次の方法を検討しましょう。
① 複数のお店で交換料金を比較する
ディーラー、整備工場、カー用品店などで料金が異なります。
オイル代と工賃の総額で比較することが大切です。
② 指定規格を満たすオイルから選ぶ
必要以上に高価なオイルを選ぶのではなく、適合する商品の中から価格を比較しましょう。
③ お店の会員特典やキャンペーンを利用する
店舗によっては、会員特典などで交換工賃を抑えられる場合があります。
④ DIYは工具代と廃油処理費用も含めて比較する
工賃だけを見ればDIYが安くても、工具代や廃油の処分費用を加えると、お店との差が小さくなることがあります。
費用だけでなく、作業時間や安全性も含めて判断しましょう。
まとめ|オイル交換は価格だけでなく処分費用と安全性まで考えよう
2026年現在、エンジンオイルは4L缶で3,000〜9,000円程度の商品が多く見られますが、メーカーや品質規格によって価格は異なります。
お店での交換費用は、軽自動車で3,000〜5,000円程度が一つの目安です。
自分で交換すれば、今回のモデルケースでは1回あたり1,500円の節約になりました。
しかし、DIYでは工具代や廃油処理用品代が必要になります。
さらに、使用済みエンジンオイルは、どこでも簡単に捨てられるものではありません。
廃油処理箱を使う場合でも、自治体のルールを確認する必要があります。
中古車販売店を経営する立場から、最後に伝えたいことがあります。
エンジンオイル交換は、安く済ませることよりも、正しいオイルを使い、確実に交換することが重要です。
DIYで節約できる場合もありますが、整備に慣れていない方は、無理をせずお店に任せることをおすすめします。
適切なメンテナンスを続けることが、結果的に車を長く乗り続けるための節約につながります。

